KINGSOFT OfficeはMS Officeの代わりになるか?



これまでの経緯

 

 

「Kingsoft Office」の日本進出版は前述の通り、2006年11月に登場したわけですが、現在までにいろいろな機能の改善も進められています。リリースをベースにその経過を書いておきます。

 

まず、2006年11月1日に、「Kingsoft Office2007」として、日本語ベータ版が無料配布されました。2007年2月2日に、日本語製品版が発売され、ベータ版に対して500カ所以上ともされる機能改善、修正が施されています。

 

2007年7月19日には、VBA対応版が発売されました。2008年6月20日には「Kingsoft Office 2007 Plus」が発売され、従来版からは104カ所以上の機能強化が施されました。2009年3月26日には、「KINGSOFT Office 2010」が発売され、Office Open XMLの読み込みができるようになっています。

 

2009年9月3日には、「KINGSOFT Office 2010 USB起動版」が発売されています。これはハードディスクを持たないミニパソコンを意識したようです。

 

2010年5月のBCNランキングオフィスソフトカテゴリでは、販売本数の首位を獲得しています。2010年5月14日には、「KINGSOFT Office 2010 フォント同梱版」が発売され、日本語のフォントが29種類追加されています。Microsoft Officeに含まれているすべての日本語フォントに対応しているのが大きなポイントです。

 

2010年5月18日には、独自のプラグインプラットフォームに7つの機能を追加しています。2011年10月7日には、Android OSに対応した「KINGSOFT Office for Android」が発売されました。

 

2013年6月25日には、Microsoft Excel 2007以降の保存ファイル形式の保存に対応した「KINGSOFT Office 2013 Standard」が発売されました。そして今年2016年2月18日に、Microsoft Office 2007以降の保存ファイル形式の読込、保存に完全に対応した「KINGSOFT Office 2016」が発売されました。11月15日で、KINGSOFT Officeの日本販売開始10周年となっています。このように「Kingsoft Office」は、着実に進化しています。