互換性のレベル

さて、KINGSOFT 自体の機能レベルももちろん重要ですが、何より重要なのはMicrosoft Office製品との互換性でしょう。相手側から送られてくるデータはMicrosoft Officeで作られたものなので、それが開けなければ、作業になりません。
その点については心配無用で、現在のKingsoft Officeなら、Word、Excelで作成したファイルの読み込み、編集にしっかり対応しています。データ保存も「.doc、.docx、.xls、.xlsx」形式での保存が可能です。
しかし、Powerpointの「.pptx」には未対応です。ここは現在.ppt形式での保存のみです。ただし、Kingsoft Officeで作成したドキュメントは、Microsoft Officeで全て読み込みと編集が可能です。古いMicrosoft Office 95のファイルは対応していません。
まあこれなら、Kingsoft Officeの、Microsoft Officeに対する互換性は非常に高いと言っていいでしょう。実際に使用してみても、ページ全体のレイアウト、ドキュメント内に貼り付け画像や文書内の文字送りなどで、オブジェクトのズレもなく、違和感はほとんどありません。Kingsoft Officeの操作も、まず問題なく使える仕様になっています。
注意点は、Microsoft Officeファイルを Kingsoft Officeで表示するためには、ファイルの関連付けの変更をする必要がある点です。しかし、これも馴れればほとんど手間もかかりません。
さて、もうひとつ気になるのが、最近のWindows 10 へのアップグレード推奨でしょう。Windows 10にアップグレードしたらKingsoft Officeが使えなくなるかも、ということです。ちなみに現在KINGSOFT Officeを利用している人がWindows 10にアップグレードする場合は、アップグレード前に、KINGSOFT Officeをアンインストールするそうです。インストールしたままでOSをアップグレードすると、一部プログラムの削除、動作が正常ではなくなる可能性があるそうです。
そこで、Windows 10へのアップグレードを完了させ、再びWindows 10に対応したKINGSOFT Officeインストールするようにしてください。OSをアップデートする前にKINGSOFT Officeのシリアル番号を控え、キングソフト株式会社のユーザー登録をしましょう。これでパソコンの機種変更の手続きができます。